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カビ除去後の室内ケアについて

カビ対策の工夫

はじめに湿度計を設置しましょう

カビが気になる場所に設置しておく必要があります。
現在の温度・湿度がどれくらいあるのか?を知る必要があります。
温度なら20℃前後(25℃以上は特に危険)、湿度なら70%以上あればカビが発生する危険水域になります。

『換気』(空気の循環)

換気は、空気を同じ場所に停滞させない事がポイント

換気をする事で室内の温度を下げ、空気の停滞を防ぐ意味があります。
換気は様々な工夫をする必要があります。

良く耳にするのが、「窓を開けて換気して下さい」と言う言葉です。
間取りを考え、窓の開け方・開けるタイミングカーテンの使い方などを工夫する必要があります。

現在、共働き、防犯上・プライバシー・ペットを飼っているなどの様々理由で窓を開けにくい環境があり、エアコンなどの空調に頼る傾向にあります。
室内では、様々なPCや家電製品などで室内を暖める事があります。生活の中心部となる部屋の室内温度が高めになるのは仕方ないところです。

家具と壁の距離を離して設置するようにしましょう。

洋服ダンス・本棚・ベッド(2段/3段ベッド含む)などは壁から5~6cmほど離して設置する事を
お勧めしています。
特にカラーボックスの裏の様なザラザラしている素材はカビが発生し易いので換気などに
注意を払わないといけません。

換気は窓だけでなく、既存の換気扇(キッチン)を利用する方法もあります。
リビングやキッチンなどの暖かい空気を玄関ドア周辺や北側の部屋に移動し難くさせる為に作動し続ける方法も
あります。

部屋の四隅や膝下の空気を移動させるにはサーキュレーターが必要です。首ふりでタイマー付の製品であれば、管理は楽になるでしょう。

『湿度』(除湿)

湿度については「結露」が大きな問題になります。

結露と言うと窓を連想しがちですが、窓ガラスだけでなく枠(フレーム)も大きな問題です。
マンションや団地などの集合住宅では、コンクリート躯体に直に張られているクロス(壁紙)や塗装も結露を発生させる要因です。

「結露」によるカビが酷く発生している状況やカビ臭い部屋において、カビ対策をまず行うには防カビ工事で一度カビとの縁を絶つ事でカビに強い住まいになり管理も楽になります。
その上で、除湿を行うのがカビ発生を遅らせるポイントになります。

除湿は、エアコンや据え置き型除湿機などを利用しながら湿度計を見ながらの管理になります。
防カビ工事後は、空気の循環と乾燥を心掛けお住いや建物の管理を行って頂く事が肝心です。