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カビを隠す内装工事対策の防カビ工事(東京都練馬区編)

築20年以上経過したマンションでは壁天井とも下地がコンクリートのケースが多々見られます。
マンションにお住いの皆さんは壁天井を軽く叩いてみて下さい。
固い感触があればコンクリート下地になります。

このコンクリート下地に直接壁紙が張られていてカビが発生する事例は本当に多いのですが、その対処方法を間違えると後でクレームの原因になります。
ちなみに、私も防カビ工事中にそれが見抜けなくて失敗してしまった事例があります。

それを今日は紹介したいと思います。



腰窓下壁紙のカビ


防カビ工事を行い、1ヶ月も経過しないうちに壁紙裏からピンク色のカビが発生してしまいました。
原因を調べることになり、壁紙を破りました。


パテで隠れていたカビ


壁紙を破ると、黄色いものが見えます。
これが内装用パテになります。(仕上げ用ですね)

でも、おかしいのです。
腰窓下前面に塗ってある。
パテは凹凸を平らにして、壁紙が張り易い様にするのが役割なのです。
ですが、下地を見ると凹凸が少ないのです。

つまり、カビが大量に発生していたので内装用パテでカビを隠していたのです。
写真を拡大すると分かります。

防カビ工事する時にはパテは最小限度にするように内装業者さんには
お願いしていたので、その前にカビを隠すパテ処理が問題だったのです。



パテで隠したカビの防カビ後


内装用パテを出来るだけ剥がし、また剥がし・・・ 防カビしました。
カビがパテから出るわ出るわ、ビックリでした。

お客様には平謝りでした。

パテをかなり剥がしてしまったので凹凸が出来ました。
そこでパテで平らにする処理を行い(防カビ剤入りですけど)乾燥後、壁紙を張り完了しました。



防カビ工事完了後


かなり反省をした現場でした。
それが今も生きています。

皆さんにお伝えしたいのは、この当時でもパテでカビを隠すのが当たり前でしたが、今もそれは継続していると言うことなのです。
あり得ない話ですが、それが全てとは言いませんがかなりの内装業者に当てはまるカビ対策になっているのです。
皆さんにはそれを知って頂き、リフォームの際に役立てたり、単なる壁紙の張替えでなく、壁紙張替えに伴う防カビ工事を選んで頂く判断材料にして頂ければと思っています。

私自身も作業時に見落としが無いよう注意を払い仕事にまい進したいと思っています。
長くなりましたが、最後までお付き合い下さり、有難うございました。

明日は、大田区の防カビ工事現場の仕上げになります。
明日も頑張ります!

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