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カビ対策

カビ対策とは言えないリフォームが多い

神奈川県秦野市に出掛けて来ました。
これから新居である団地?を購入する予定のお客様からのリクエストでした。
防カビ工事専門業者としての眼で言わせて頂くなら買い!でしょうね。
但し、条件があります。
ちゃんとカビ対策(防カビ工事)を行うことと住み方の工夫を習慣付けるのが大切です。



最近下見していると、リフォームを数年前に行ったお客様の住まいを
見る機会があります。
その中で?と首を傾げたくなるリフォームを目にする機会がありました。
特に気になったのは内窓です。

内窓には、2つあります。
・シングルサッシ
・複層ガラス(ペアサッシ)Low-Eと言います。

酷いのは、取付を勧めたリフォーム会社・サッシ業者の営業トーク
問題だと思いました。

「結露が止まる」「結露が止まるのでカビも止まる」みたいな話をしている
らしいのです。

 

内窓シングルサッシの結露

内窓シングルサッシの結露

内窓取付後に悪化した下壁のカビ

内窓取付後悪化した下壁のカビ

内窓Low-Eでも結露は止まらない

内窓Low-Eでも結露する

 


最近、エコポイントの関係で内窓信仰の様なものがありますが
それは、防音と断熱の面では良いでしょうが、結露は別物だと
思わなければいけません。

また、真ん中の写真の様に内窓を取付けた為に発生するカビ
も多数目にしていますので、単純に内窓を取付ければOKでは
ありません。

内窓で結露が全て止まるとは思わないで下さい!
結露が今まで以上に酷いなり悪化することすらあるのです。

リフォーム会社では、内窓+珪藻土+エコカラ○トを塗ったり貼ったり
するケースが多いと聞きます。
他にも無垢材、ホタテの貝殻、火山灰、自然塗料などもありますね。
ですが、その様な建材を採用してもカビが止まることはありません。

こんなことを書くと生意気だと思うでしょうね。
でも、カビが止まらない現実で泣いている人が沢山いるのです。
それらはカビ対策とは言わないで頂きたい。
カビ対策とは、カビが発生し難い環境を作りことにあります。
もっと具体的に言えば、カビの発育阻害環境を作ること
になります。


先日お会いしたお客様は、自然の力でカビを止める塗り壁を
自宅に採用している!と言われていましたが、その様な塗り壁
はありません。
もし使っている会社があるとしたら科学的根拠を示さないと
いけないのではないでしょうか?

今日のブログで何が言いたいのか?
それは、場当たり的な何となくカビ対策が横行していることに
危惧している
のです。
カビが悪化して病気にならない様にして頂きたいのです。

カビが嫌でリフォームする人は、どんな立場の方が話をしても
鵜呑みにせずに、自分の眼でチェックして下さい。

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