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漏水事故後のカビ

マンション床下漏水事故後の防カビ工事


マンション床下漏水事故発生後、水抜き→乾燥をします。
その後、基本は防カビ工事なのですが解体せずに防カビ
工事を行うことはまず不可能
と言えるでしょう。

中には、7m~10mほど床下に防カビ工事出来ると豪語する
業者がいるようですが、本当に防カビ工事出来ているのか?
大きな疑念が生じます。

実は、そのような業者の話を何度も耳にしているのですが
カビが発生しているのに殺菌消毒をしません。
直接防カビ剤を噴霧するので、カビ胞子を飛散させるだけで
なく、一番効いて欲しいパーチクルボードと言われる床材に
カビが邪魔して防カビ剤が浸透してくれません。

もし、防カビ剤を噴霧するなら大量の噴霧が必要になります。
その確認はどうやってするのでしょうか?
さらに書けば、落ちたカビは消えることはありません。
落ちた場所に着落するのです。

そして、もう1つ。
マンション床下は障害物が多いのです。
そして低い&角度が無い。
細かい箇所に防カビ処理は出来ません。

 

マンション床下の配管状況

マンション床下の配管状況

給湯管からの漏水事故後の木組みのカビ

給湯管からの漏水事故による木組みのカビ

 

マンション床下漏水事故による断熱材のカビ

マンション床下漏水事故による断熱材のカビ

給湯管からの漏水事故による木組みのカビ

給湯管からの漏水事故後の木組みのカビ

 
木組みや配管、断熱材などの障害物が多いことが分かります。
それなのに、部屋の端から端に防カビ処理が出来るはずが無い
と思うのは私だけでしょうか?


仮に、1万歩ゆずって無理無理防カビ工事をするとなると
時間も費用もかかりますし、開口部は1m角をいくつも
開口することになるので復旧が大変です。

防カビ工事は目視出来ない場所には丁寧な作業は出来ないと
思って下さい。

間違ったマンション床下の防カビ工事を行って後悔することの
無いようにして下さい。


高さの無いマンション床下と言えども、殺菌消毒を
行わない防カビ工事は防カビ工事とは呼びません。

あくまでも漏水事故後のマンション床下にカビが発生している
ことを想定しての話になります。


どうもいい加減な防カビ工事と言うものが横行しているようで
防カビ工事専門業者としてはかなり不安を感じる今回のお話し
でした。

皆さんはどう思いますか?
マンションに住んでいれば、漏水事故は対岸の火事では無い
のでいざをいう時のためにも対応策だけは考えましょう。

 

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