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戸建床下のカビ

床下根がらみは必要か?


築20年以上の戸建床下に潜ってカビ下見すると
束と束を固定するための根がらみがあります。


文字で書いても分からないと思いますので写真を見て下さい。



床下のカビと根がらみ

床下のカビと根がらみ


主に貫(ぬき)と言われる木材などで根がらみは張られています。
写真では、束の下に張られていますが、中には束の真ん中に
張られている根がらみもあります。

ネットなどで検索しても、大工さんに話を聞いても根がらみの
必要性が明確な理由はありません。
耐震性?と思うでしょうが、写真のような床下は土台と大引き
&根太で持っているようなものです。
※仮に束が倒れても耐震性には大きな影響は無いと思っています。

逆に根がらみがあると、潜っている印象としては床下
の空気の流れが滞っている感じがする
のです。
つまり、根がらみが床下の空気や湿気が動くのに止めて
いる印象があります。


この根がらみを無理やり剥がす必要は無いのですが、床下の空気
の流れを止める1つの原因なのでしょう。
根がらみのガッチリ張られている箇所は空気が停滞
し易く土間が湿っていることが多いような気がします。

当然、床裏(床下に潜ると天井に見える部分)にカビが大量発生
していることが多いのです。

シロアリ駆除業者さんが入った床下では根がらみが破壊されて
いるのですが、気持ちは分かります。
根がらみがあると動き難い。
それは、空気の流れも同じなのです。
そして、防カビ工事もかなりし難い。

床下根がらみの無い家がとても大好きな私です。(動き易いので)
根がらみもカビますし、空気をせき止めることになるのです
から根がらみがあることは考えものだと思ったりする今日この頃です。

床下根がらみって本当に必要なのでしょうか?

 

 

 

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