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建築中のカビ

乾燥すればカビは死滅するという嘘を信じてはいけない


乾燥すればカビは死滅する。
冬になれば寒くなるのでカビは死滅する。
全て嘘です。

確かに、ー3℃以下の状況になると繁殖
活動がし難くなるのは事実ですが、365日
その気温が継続し続けるのは無理があり
そういう話を度返ししているのは愚かと
しか言いようがありません。


また、乾燥すればカビは死滅すると言う
話もありますが、空気中に湿気があるの
でこれを限りになく0%に近づけること
も不可能です。


木材や合板の水分含有量を計測しても
10~15%は木材を活かすために必要な含
有量と言えますので、仮に20%ある木材
を5%落とすのにどれだけ時間を要する
か?と言うことを考え、雨に濡れた建築中
注文住宅の工事を止め続けることが出来る
のか?という疑問も生じます。


話が脱線しましたが、乾燥すればカビは
死滅すると言う話は木材合板に必要な水分
含有量がありますので、カビも生き続ける
ことになります。

ある意味共存共栄です。

カビには好乾性のカビもいます。
ユーロチウムやワレミアなどのカビが存在
を無視することは出来ません。

乾燥させてもカビが死滅しないことがあり
ますのである程度の乾燥とカビ対策を検討
するのが妥当です。



雨に濡れた注文住宅構造用合板

雨に濡れた注文住宅構造用合板
※写真は、静岡市の雨に濡れた注文住宅です。


雨に濡れた構造用合板を乾燥させるには
かなりの時間を要します。
それも裏表乾燥させないといけません。


中途半端な乾燥状態で見切り発車すると、
仕上げのフローリングにカビが発生する
ことが多々ありますので避けなければいけ
ません。



理想は、構造用合板の交換です。
これがマスト。
そして床下の湿気を一気に逃がす!

余計な水分を含んだ大引きと土間コンなど
の基礎部分に防カビ工事を行えば完璧
だと
思っております。


雨に濡れるのは構造用合板だけではありま
せんのでくれぐれも広い視野で雨に濡れた
可能性がある梁(主に集成材)や壁下地の
木材に目を凝らして状況を確認しましょう。



雨に濡れた建築中注文住宅のカビでお困り
の時は、プレモまでお気軽に問い合わせ
ください。


埼玉県・東京都を中心に千葉県や神奈川県
に対応しています。

 

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