ホーム>ブログ>戸建床下のカビ>床下基礎内断熱工法と温風配管の相性の悪さ
戸建床下のカビ

床下基礎内断熱工法と温風配管の相性の悪さ


過去に見た床下からのカビ臭が酷い!と
言う話を聞いて伺ったのが床下基礎内断熱
工法のお住まいで、床下には温風配管が
ありました。

そのカビ臭さに思わず閉口することに。

 

床下基礎内断熱工法と温風配管

床下基礎内断熱工法と温風配管

フローリングの通気口

フローリングの通気口

 
床下基礎内断熱工法は気密性が高いので湿気
が逃げ難く、暖かい空気が停滞したり流れた
りすると構造用合板や大引きにカビが発生し
やすくなります。

つまり、この配管に温風が流れる工法と床下
基礎内断熱工法は相性が悪い
のです。


さらに、床下に発生したカビがフローリング
の通気口から室内に流入するものですから
部屋中がカビ臭くなります。


省エネどころか健康を害する住まいになって
しまうのですが、この時問題なのは床下高が
30cmしかなく配管が邪魔して潜れないこと
で何も出来ずに戻って来た思い出があり、こ
のような工法はやるべきではないと思った
次第です。
以前も某会社に依頼して床下の
防カビ工事らしきものをされたようなのです
がカビ臭が復活してしてしまい困ったと話し
ておられました。


なんちゃって床下基礎内断熱工法をした後
に床下がカビだらけになったり、カビ臭く
て困ることが良くありますので、経験の浅い
建築会社が床下基礎内断熱工法に手を出すと
痛い思いをすることになります。
施主様も
このような事例があることを知っていただ
き新居を建てる際に注意していただければ
と思う次第です。

ちなみに弊社の解決策は床を剥がし防カビ
工事し復旧することです。それしか方法が
ありません。中途半端な対応策をやっても
お金が飛ぶだけで喜ぶのはリフォーム会社
だけになります。

くれぐれもご注意ください。

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.premo2003.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/3957