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戸建床下のカビ

床下のカビ臭と効果の無い臭気対策


築年数の経過した戸建て床下から放たれるカビ臭
気になるのが、梅雨から夏過ぎにかけてです。


こんな時、床下換気扇を取り付けましょう、床下調湿シートを敷き込み
ましょう!などと営業をかけて来るのがシロアリ駆除業者です。


床下換気扇については、床下の空気を屋外にに逃がすだけなので
場合によっては室内に流入する可能性があるのでお勧め出来ません。
1台10万円というのも高額すぎます。
※故障もしますし、故障などがあると通気口を塞ぐことになります。


床下調湿材は色々な種類があります。
以前はセラミック系が人気でした。
今は、圧倒的に調湿シート(ゼオライト系)になるのでしょう。

工務店などでは、川砂を敷くことを勧めるケースもあります。
この川砂はカビについては効果がありませんのでご注意下さい。



床下に川砂を敷いても湿気対策にならない

床下に川砂を敷いても湿気対策にならない


写真をクリックして頂ければ拡大写真になります。
見て頂ければ分かる通り、カビは大引きを含め木部に発生して
います。湿気対策ならないレベルです。

先ほど書いたセラミック系でも同様の現象を何度も見ています。
調湿シートは、とある施主様が購入して自ら敷き込もうとしたの
ですが、あまりの薄さに疑問を持ち断念したケースを見たこと
があります。


床下からのカビ臭があるのは、土間からカビが発生している点です。
だからと言って、防湿シートを敷くと逆に湿気を閉じ込めてしまい
土間に大量のカビが発生することになります。

本来なら、炭を敷けば良いのでしょうが、防湿シートを敷いた上で
となるので、これまた疑問が生じます。
※床下高の低い家では炭も敷きにくい。

お金のかからないやり方としては、土間に薄く石灰を撒くことが
一番良いのでは?と思う今日この頃です。



その前に、木部などにカビが発生していたら本当の防カビ工事で
カビを死滅させ、再発させにくいカビ発育阻害環境を作る必要が
あると思います。


シロアリ駆除業者の防カビ工事と呼ばれるものの多くは、防腐
防カビ剤をカビが発生している箇所を中心に噴霧して終わりです。
木部に効果を持たせたくても、カビは死滅しませんから半年程度
で再発して来ます。効果が無いのに料金だけは高いので困ります。


長くなりましたが、安くない費用をかけるなら間違ったやり方を
選択するのは良く再考してからにしたほうが良いと思います。

 

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