ホーム>ブログ>カビ対策>マンション壁下地石膏ボードの厚みが薄いとカビ易い
カビ対策

マンション壁下地石膏ボードの厚みが薄いとカビ易い


築20年以上のマンション壁下地石膏
ボードの厚みが薄いとカビが発生し易い
ことを建築
業界の人は知っています。

いや、知っていて欲しいと考える次第です。
建築業界の方はコストと収まりを考えます。
中古マンションの壁の厚みを変えるとフローリングなどの収まり
が悪くなるので、下手をするとフローリング交換にまで発展する
ことすらあるのです。

マンションの壁は通常12.5㎜(昔は12㎜)です。
天井は、9.5㎜(昔は9㎜)です。
ところが、コストカットしたマンションなどでは壁下地の厚みが
9.5㎜(9㎜)のケースが実に多いのです。

別に建築基準法違反ではありませんが、それでも如何なものか?
と問いかけたくなるものです。



マンション壁下地石膏ボード9.5㎜に発生したカビ

マンション壁下地石膏ボード9.5㎜に発生したカビ(特に賃貸に多い)


厚みがわずか3㎜程度なのですが、耐久性が高くなりますし
カビもやや発生し難いという印象も持っています。
何より、石膏ボード裏(壁内側)にカビが発生し難いケースが
多いのも特徴だと思っています。

 

石膏ボード9.5㎜の特徴は、穴が開き易い点と
耐寒性に乏しく、結露によるカビも発生し易い
印象が強くあります。

ですので、ことカビ対策として考えるならば壁下地の石膏
ボードの厚みを9.5㎜→12.5㎜に変更するだけでも効果は
多少ならありますし、交換した12.5㎜石膏ボードに対して
防カビ工事すればカビ対策としてはベターになるでしょう。


室内のカビ対策を考える時は、ぜひ石膏ボードの厚み
にも注意を払って下さい。
予算が無い方の場合は、防カビ工事のみで対応すること
も可能です。
但し、壁内側である石膏ボード裏に発生しているカビに
ついては対応することには無理があります。
あらかじめご承知おき下さい。

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.premo2003.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/937