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竣工後4年以内のカビ

気密性の高い住宅に表面加工壁紙を張るとカビ臭くなる


気密性の高い住宅が建てられている現在
築4年以内の住宅室内のカビ問題も減ることはありません。
むしろ増える一方です。


建てた建築会社が「何故?カビが発生したのか?」の理由が
分からず、住宅を購入した施主様であるお客様のせいにして
お客様の自腹で工事させようとするケースが目立ちます。



昨日も神奈川県神奈川区に下見でお伺いしました。

カビ臭い!とハッキリ分かる状況でした。
目視出来るカビもいくつもありました。



気密性の高い住宅に表面加工の壁紙によるカビ

気密性の高い住宅と表面加工壁紙のカビ


写真は分かり難いので加工しています。


室内に入れば誰でも分かるほどの壁紙のカビ
と激しいカビ臭。(施主様ご家族の健康が心配)
それがランダムに外壁側に発生しています。


壁紙を触るとツルツルしている印象を感じました。
お客様を通じて調べて頂かないと分かりませんが
私が思うに「汚れが拭ける壁紙」なのでは?と
思った次第です。


気密性の高い住宅(マンション含む)に壁紙の表面に
フィルムラミネート加工されているような壁紙を
張ってはいけないのです。


表面加工の壁紙の場合通気が悪くなります。
一般の壁紙は通気をある程度するのですが、その壁紙
の表面にビニールを貼り付けているようなものです
から壁紙の裏側が蒸れてしまいます。
結果として比較的短期に壁紙裏に色とりどりのカビ
が発生するようになります。


今回のようなケースでは壁紙自体にカビが発生して
いるパターンで、壁紙を剥がすと石膏ボード下地
にカビを目視することは出来ないでしょう。


そこが落とし穴なのです。
壁紙下地に対して防カビ工事をすることはありません。
壁紙張替えだけで目視出来ないカビを防止することは
出来ないので、問題があった壁一面だけでも防カビ
工事する必要があると思うのは私だけでしょうか?
※同じ壁紙を張るのは絶対に止めましょう!


施主様であるお客様の生活の仕方が悪い訳では無く
そのような壁紙を張る建築会社が問題なのです。
自社の責任をお客様に転嫁するような建築会社が
実に多過ぎます。


床下なら逃げられないでしょうが、室内の多くのカビ
については施主様であるお客様の責任するのは問題
だと痛感した次第です。



皆さんも建売住宅・注文住宅問わず、購入する際や
建築依頼する際はカビ発生についての確認と書面上
での確約を取り付けて下さい。
信用ならない建築会社が多過ぎます。
※会社の大きさ問わずです。



宜しくお願い致します。

 

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